【誰でもわかる】WiMAXとWiMAX2とWiMAX2+それぞれの違いを解説

インターネット回線

WiMAXのことならWiMAX大全。どうもこんにちは。

インターネット上には情報が散乱していて、WiMAXについて誤った認識をしている人が少なからずいます。

「契約プランの名前でしょ?」とか「ケータイ会社のドコモとかソフトバンクみたいな感じ?」とか「あ~ワイマックスね、あれ美味しいよね」などなど…

まず、WiMAXとは無線通信規格の名前です。

LTEやBluetoothなどよく耳にしますよね。そういった通信方式の一種です。

WiMAXは最初のバージョン1の規格で、WiMAX2はその次のバージョン2の規格、WiMAX2+は日本で採用されている最新のバージョン2.5の規格という意味です。

2009年2月から提供開始された従来のWiMAXは2020年3月31日に停止されることが決定していて、2020年3月31日以降はWiMAX2+のみによるWiMAX通信サービスが提供されます。

現在、WiMAX通信サービスを契約する際は、自動的にWiMAX2+による通信回線が割り当てられるので、利用する規格を選ばなければならないという事はありません。

ただ単に「WiMAX」と言う場合は、「最新バーションのWiMAXを用いたインターネット回線」を指しています。ネットや店舗などで契約できるやつですね。

 

上の説明でだいたい完結していますが、もっと詳しく知りたいという知識欲旺盛な方向けに、ここから先はもう少し掘り下げてお話していきます。

普通にWiMAXを利用するだけなら別に知っていなくても良いようなことですが…

頭の中のモヤモヤを一緒に解消しましょう!

 

WiMAXとは

簡単に言うと、WiMAXとは、携帯電話のように広い地域での通信を可能とする無線通信技術のことです。

WiMAXは無線通信技術の一つであり、標準化団体のIEEEによって規格が策定されました。

規格名はIEEE802.16eです。

日本ではUQ コミュニケーションズ社が、そのIEEE802.16e規格に準拠した「UQ WiMAX」という名前のWiMAX通信サービスを行っています。

また、IEEE802.16eという規格は、通称で「WiMAX Release 1.0」と呼ばれています。

この「WiMAX Release 1.0」の「Release」というのは、俗に言う「バージョン」と同じ意味です。

つまり、WiMAX Release 1.0はWiMAXのバージョン1.0を示しており、「最初のWiMAX」という意味。

無線通信技術には他にも、LTEやBluetoothなど様々なものが存在していますが、その数ある中の一つがWiMAXです。

 

WiMAX2とは

簡単に言うと、WiMAX2はWiMAXの進化形です。

しかしWiMAXとは違い、WiMAX2は商用の通信サービスには使われていません。

私達が普段耳にするのはWiMAX2ではなく、後ろに「+」が付いたWiMAX2+ですよね。

なぜ商用に使われておらずWiMAX2を耳にする機会が無いのかというと、理由は単純明快。WiMAX2は商用利用するには使い勝手が悪かったからです。

ゆえに、WiMAX2を改良したWiMAX2+というバージョンが誕生しました。

 

WiMAX2は従来のWiMAXの進化形

WiMAX2とは、従来のWiMAXという通信規格の後継を意味し、WiMAXの次世代規格を指します。

WiMAX2は2011年3月にIEEEで標準化され、IEEE802.16mとして規格が策定されました。

また、IEEE802.16mという規格は、通称で「WiMAX Release 2.0」と呼ばれています。

WiMAX2の最大通信速度はベストエフォートで下り通信速度330Mbpsという、無線でありながら高速な通信を可能としています。

ベストエフォートとは、最も条件がいい場合の性能や品質という意味です。

通信速度に関して、「下り」や「上り」という言葉があります。

  • 下り→ダウンロード方向の通信を表す。Webサイトや動画、画像の閲覧などほとんどのユーザーがインターネットを利用する際に重視する通信。
  • 上り→アップロード方向の通信を表す。インターネット上にデータをアップロードする通信。SNSやインターネットの発展に伴って重視されている通信。

 

また、元々WiMAXは無線通信に関するあらゆる技術の集合体とも言われるほど、実に様々な要素が組み込まれています。

WiMAX2の規格は、そんなWiMAXを元にして策定されたため、無線通信技術の主要な部分はWiMAXと同じ作りになっていますが、WiMAX2は従来のWiMAXよりも、単位時間におけるデータ処理能力を倍にし、広帯域電波を使用して、MIMO技術を用いるなどの改良が施されています。

つまり、WiMAX2は無線通信技術の高度化により、WiMAXよりも通信速度が向上しているというわけです。

 

WiMAX2+とは

簡単に言うと、WiMAX2+はWiMAX2に手を加えた無線通信の規格のことです。

読み方は「ワイマックス ツー プラス」。

WiMAX2+はUQコミュニケーションズという企業が提供しています。

UQコミュニケーションズが商用利用するにあたって、WiMAX2のままでは使い勝手が悪いため、さらに改良を加えた規格であるWiMAX2+を採用することになりました。

 

WiMAX2+はWiMAX2に手を加えたもの

WiMAX2+とは、UQコミュニケーションズが提供している「WiMAX Release 2.1」規格に準拠した無線通信規格のことです。

この「WiMAX Release 2.1」という規格は、「WiMAX Release 1.0」と「WiMAX Release 2.0」の両方の規格を含んでおり、さらにそれに、TD-LTEという規格を加えた規格のことを指します。

つまり文字通り、WiMAX2にプラスした(手を加えた)規格が、WiMAX2+であるということなのです。

 

まとめ

WiMAXもWiMAX2もWiMAX2+も無線通信技術の規格の名前を表しています。

WiMAXの進化系としてWiMAX2が誕生したが、商業利用するためには使い勝手が悪かったため、それに少し手を加えたWiMAX2+が誕生した。

インターネット上で目にするWiMAXという言葉の多くは、従来のWiMAXとWiMAX2+を含めたWiMAX系の通信サービスという意味で使われています。

そのせいで、なんとなくよく分かりずらい状況になっているのでしょう。

また、WiMAX通信サービスを契約する際は、従来のWiMAX回線は選択できず、自動的にWiMAX2+の通信回線が割り当てられるため、実はあまり深く考える必要はありません。

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