うっかり7GBを超えると、あら大変。
データ通信量、ご利用は計画的に。
ハイスピードプラスエリアモードってなに?
少々長ったらしい名前ですね。
「ハイスピードプラスエリアモード」というのは「au 4G LTE(以下、LTE)」が使えるようになる通信モードのことです。
端末を手動で操作することで、通常のWiMAX回線からハイスピードプラスエリアモード、つまりLTE回線に切り替えることができます。
LTEオプション=ハイスピードプラスエリアモード
ハイスピードプラスエリアモードというのはあくまでオプションで、「LTEオプション」と呼ばれています。
ハイスピードプラスエリアモード、つまりLTEオプションを利用した月は1,000円のオプション料金がかかります。
今では、3年契約のコースであれば、LTEオプション料金が無料になります。
便利なハイスピードプラスエリアモード
このオプションがあれば、WiMAXの通信エリア外であっても、LTEの通信エリア内であれば、通信を行うことができます。
端末を操作して通信モードをハイスピードプラスエリアモードに切り替えるだけなので簡単ですね。
WiMAXよりも広いLTE
WiMAXの通信エリアは逐次拡大を続けていますが、現状はLTEほど広くはありません。
なので、どこでも確実にデータ通信を行いたいという人には便利なオプションです。
しかし、注意点もあります。
いやむしろ、問題点と言った方がいいでしょうか…
実は要注意なハイスピードプラスエリアモード
ハイスピードプラスエリアモードには7GBの月間通信量制限があり、ハイスピードプラスエリアモードを使って7GBを超えてしまうと通信速度に制限がかかってしまいます。
これ自体を知らない人も結構いますが、問題点はそこじゃないんです。
WiMAX回線の速度も道ずれ!?
一度制限がかかってしまうと、その制限がかかった月の月末まで、ずっと通信速度は遅いままになるというのは当然ですよね。
通信制限というくらいですからね。
問題なのはここから。
実は、ハイスピードプラスエリアモードで制限がかかると、WiMAXの通信速度まで制限されちゃうんです。
当然、月末まで。
「なんでWiMAXの通信速度にも制限がかかるの?」
「通信量の上限を超えたのはハイスピードプラスエリアモードだけじゃん!」
と思うかもしれませんが、そういう仕様なのでなんとも…
なので、
ハイスピードプラスエリアモードでのデータ通信量がうっかり7GBを超えてしまうと、その月はずっとWiMAX回線での通信もハイスピードプラスエリアモードでの通信も速度制限がかかる、ということです。
お金でも解決できない
そして残念なことに、追加料金を払って速度制限を解除する、ということもできません。
つまり、ハイスピードプラスエリアモードを使うには注意が必要なのです。7GBを超えてはいけないという。
あったらあったで便利なオプションなのは間違いないので、必要かどうかは自分のデータ通信の利用スタイルと照らし合わせて考えるようにしましょう。