WiMAXとは?生み出された背景まで簡単解説

WiMAXとは?生み出された背景まで簡単解説 インターネット回線

WiMAXとは何かについてお話します。

WiMAXってなんだろう?聞いたことはあるけど会社名?サービス名?

と、なかなかイメージしづらいですよね。

そもそもWiMAXってなに?という疑問から、WiMAXが生み出された背景まで、できるだけ分かりやすく解説していきます。

そもそもWiMAXとは何なのか

まずは、WiMAXのそもそもの意味を知るところから始めましょうか。

WiMAXはあくまで略称です。

略さずに言うと、「Worldwide Interoperability for Microwave Access」となります。

これを日本語に訳すと「マイクロ波による、世界的な規模で相互運用性を持つ接続方式」という意味に。

なんのこっちゃ?というのが正直なところでしょう。

分かりやすく噛み砕いて言うと、WiMAXとは「世界中で使える、マイクロ波によるインターネットへの繋げ方」といった感じになります。

WiMAXはただの通信回線のサービス名称というわけではなく、こういった意味が込められています。

 

WiMAXは無線通信技術の1つ

さらにWiMAXについて説明すると…

WiMAXとは、無線通信技術(ワイヤレスブロードバンド技術)のことであり、IEEEの802.16という組織が標準化を行い、認証機関としてWiMAXフォーラムが結成され、そこがさらに802.16の標準化から必要とされる機能やシステムを選択・追加して構成した規格のこと。

といった感じに。

要するに、WiMAXは国際標準化団体が構成した無線通信技術という意味です。

国際標準化団体とは、世界規模で基準を設ける団体のことで、

もし世界中の国々がバラバラの基準だと、「ある国ではこの技術が使えるのに、他の国では使えない」というような世界中ガラパゴス状態になってしまいます。

技術は普及しないわ、安全性も保てないわと、わけがわからなくなることを防ぐために存在するのがこの国際標準化団体です。

国際標準化団体であるIEEEは、いろいろな規格の標準化を行っていますが、WiMAXもそのうちの一つです。

 

これでWiMAXとはそもそもなんぞやというのが、なんとなく分かっていただけたかなと思います。

 

なぜWiMAXができたのか

以前から固定のブロードバンドが、すでにあるのにもかかわらず、なぜWiMAXを作ったのでしょうか。

インターネットに接続するためのインフラは存在しているのに、なぜ作る必要があったのでしょうか。

それは簡潔に言うと、「情報格差」をより軽減させるためというのが理由です。

ブロードバンドとは、大容量かつ高速な通信が可能なインターネット接続サービスのことを指します。

出典:wikipedia ブロードバンドインターネット接続

 

情報格差について

情報格差は「デジタルディバイド」や「デジタルデバイド」とも呼ばれますが、現代においては、インターネットを使えるか否かで、個人が得ることのできる情報量に大きな差が生まれます。

公的機関の提供する情報には今やインターネットを使うことで手軽にアクセスできますし、インターネット上には24時間365日、世界中のありとあらゆる情報が古いものも新しいものも、絶え間なく流れて続けています。

そして、ブラウザで検索することで、自分の欲しい情報にいつでも触れることが出来ます。

それが出来る人と出来ない人とでは、単純な情報量だけでなく、情報を基にして得られる機会にも、大きな差が生まれてしまいます。

そういった中、このような情報格差を無くす、またはより軽減させるために、WiMAXが作られました。

情報格差を無くすためにはブロードバンドの整備が必要

情報格差の生まれる理由、それはインターネットに接続できるか否かです。

インターネットに接続するためには、接続するためのパソコンやケータイ・スマホなどの端末と、ブロードバンドが必要になります。

端末は個人でなんとかしようと思えますが、ブロードバンドはそうはいきません。

自分が住んでいる地域に回線が届いていなければ、たとえ端末を持っていてもインターネットを利用することはできませんよね。

固定のブロードバンドは敷設するのにコストがかかる

実は、固定のブロードバンドを敷設するのには大きなコストがかかります。

そのため、世界中のあらゆる場所まで敷設するというのはかなり困難です。

例えば、居住者密度の低い地域や本土から離れた離島などは、敷設するコストに見合った効果が期待できず、ブロードバンドが届かない場所があります。

多くの場合はそういったコスト面での事情が、インフラ整備における問題です。

ブロードバンド整備のコスト面を解消するWiMAX

敷設にあたるコスト面の解決策として、生み出されたのが、無線のブロードバンドであるWiMAXです。

固定のブローバンド方式では、パソコンなどの端末がある場所まで、通信ケーブルを引くことで、インターネットへの接続を可能にしていました。

無線のブロードバンド方式であるWiMAXでは、固定のブロードバンドが敷設可能な場所までケーブルを引き、そこからは広範囲をカバーする無線通信基地局を設置することによって、全域的にケーブルを引かずとも、広い地域でインターネットへの接続が可能になります。

(WiMAX通信網の簡略図)

このようにして、WiMAXを用いることで、固定のブロードバンドを敷設することができなかった地域にも、インターネットへの接続手段を提供することが可能になったのです。

以上がWiMAXが生み出された背景です。

 

WiMAXの世界的な規模での相互運用性について

無線通信に限りませんが、このグローバルな現代においては、ある技術や規格というのは、世界的な相互運用性や互換性を保とうとする傾向があります。

例えば、国と国どうしで言葉が違う場合、会話が成立せず意思疎通がとれないという事態に陥ってしまいます。

しかし、一般的には「英語を世界の共通言語とする」という風潮があり、そのおかげで、お互いが英語を理解していれば会話が成立します。

 

これと同じで、世界中どこでも共通の認識と機能性を保証するために、相互運用性を持つ接続方式を規格化したのです。

そうすることで、WiMAXに関わる設備や機器を製造するメーカーにとっては、その市場における参入障壁やリスクが軽減され、さらには世界的な標準規格のおかげで、国内市場だけでなくグローバルな市場にも対応できるというメリットが生まれます。

そうやって「作りやすい環境」を整えることで、WiMAXを普及・拡大させやすくなり、利用者にとって利便性の高いものへとなっていくのです。

まとめ

WiMAXは無線通信技術の一つです。

WiMAXは情報格差を軽減させるために生み出された背景があり、世界的な規模での相互運用性をもつよう、国際的な標準化団体により規格化されました。

より良い情報化社会への取り組み、その現れがWiMAXと言えるでしょう。

 

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